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スクート 台北(桃園)-東京(成田)線 TZ202便 搭乗レポート

2014年1月26日
台北からの帰路にSCOOT(スクート)を利用しましたのでレポートします。

■今回のレポートで利用した便

搭乗便:スクート TZ202
搭乗日:2014年1月15日(水)
出発:台北(桃園) 6:50(台湾時間)
到着:東京(成田) 10:40(日本時間)
搭乗時間:2時間50分
費用:10,483円
[内訳] 航空券7,440円、サービス税1,043円、座席指定(ストレッチシート)2,000円

 ※このレポートはスクート 東京(成田)-台北(桃園)線 TZ201便 搭乗レポートの復路にあたるレポートです。

 
 スクートを利用する最大の問題と言えるのが、「台北から成田への便が早朝便」であることです。

 スクート TZ202便は6:50出発。スクートは3時間前(3:50)から1時間前(5:50)までの間に、空港カウンターでのチェックインが必要です。

 台北市内から台湾桃園国際空港までは40km離れていて、深夜にMRTや台鉄は動いていませんので、アクセス手段はタクシーかバスの2択になります。

 
【早朝に台湾桃園国際空港へアクセスする方法】

(1)タクシー
 深夜でも大通りならタクシーを拾えますが、可能であればホテルから呼んでもらった方が良いでしょう。
 台北市内から空港までのタクシー運賃は、だいたい1200~1300元(約4300円~)くらい。交渉次第では1000元くらいで乗せてくれる場合もあります。所要時間は40~50分程度です。

(2)バス
 国光客運の空港バスの早朝便を利用する方法で、バスでアクセス出来る唯一の手段です。
 所要時間は日中で約55分ということで、始発の4:30に乗車すれば、予想到着時刻は5:25です。
 (チェックイン締切りの5:50まで、残り25分しかありません)

・國光客運「1819 台北西站A棟-桃園國際機場(經由中山高)」
 出発地:台北バスターミナル西站A棟(台北車站南西)
 時刻:04:30発 
 運賃:125元(約440円)
 所要時間:55分(公式表記)


大きな地図で見る
 

 今回は台北市内から空港までのアクセスに、このギリギリOKかどうかの國光客運のバスを利用しました。

 以下、搭乗レポートとしてお届けします。

 
台北市内 未明 朝というか深夜3:30です。寝たか寝てないか判らないくらいの時間ですが、ホテルをチェックアウトします。
 宿泊したホテルは西門町にあり、台北車站まで徒歩でおよそ15分の距離です。MRTも動いていないので台北バスターミナルまで徒歩で向かいます。
 外は概ね真っ暗なのですが、セブンイレブンやHi-Life、ファミリーマートなどのコンビニは24時間営業で、明かりが点いているのが心強いです。


台北市内 未明 でも時々出会う野良犬には不安になったりします。

 もう日本では野良犬に出会うこともありませんが、この日の朝は3頭出会いました。


台北バスターミナル西站A棟 早朝 3:50 台北バスターミナル西站A棟に到着しました。

 おや?

 営業して・・・ないぞ?


台北バスターミナル西站A棟 早朝 建物の中は真っ暗で、中にも外にも誰も居ません。

 不安がこみ上げてきます。

 建物の前をうろうろしていると、タクシーの運ちゃんから勧誘をうけましたが、ここはお断りさせて頂きます。


台北バスターミナル西站B棟 早朝 となりの台北バスターミナル西站B棟の方を見てみると、電気が点いています。心細いのでちょっと行ってみます。

 ターミナルの中に入ると、国光客運のカウンタースタッフや待合客がいて、Hi-Life(コンビニ)も営業しています。


台北バスターミナル西站B棟 早朝 国光客運のカウンターにいたスタッフに「桃園空港行きバスに乗りたいんですが・・」と確認すると、「A棟が開くまでそこのベンチで待っていればいい。ほらそこにも待っている人がいるよ」というご回答。


台北バスターミナル西站A棟 早朝の行列 4:10 バスターミナル西站A棟の入口付近に行列ができはじめます。

 しかし、バス出発20分前でも電気も点かず、開く気配も見せないというのは不安でたまりません。

 タクシーの運ちゃんも強気の勧誘(笑)で次々と客をタクシーに乗せて走り去っていきます。

 祈る想いで4:21、ようやくターミナルの中の電気が点き、開場しました。


台北バスターミナル西站A棟 国光客運カウンター 乗り場に向かう前に、カウンターでチケットを購入します。


国光客運 乗車チケット 買えました。125元(約440円)

 タクシー利用より格段に安いですが、問題はチェックインに間に合うかどうか。


台北バスターミナル西站A棟 国光客運乗り場 平日早朝だというのにそれなりの混雑っぷりです。現地の方と日本人と半々くらいです。みなさんスクートの乗客と思われます。


国光客運 空港バス 乗車したバスはオールドアメリカンテイストです。

 4:30定刻通りに発車します。(チェックイン締切りまで残り1時間20分)

 途中、4:38三重站に停車、4:40重陽站に停車。ここで満席になりました。幸いにも乗りそびれたか方いなかったようです。


国光客運 空港バス 夜明け前の高速道路をスムーズに移動し、5:15 台湾桃園国際空港第1ターミナルに到着しました。

 所要時間は45分でした。(チェックイン締切りまで残り35分)


台湾桃園空港 スクートカウンター エスカレーターを上がり、フロアの一番端の1番カウンターがスクートです。

 5:25チェックイン完了。(チェックイン締切りまで残り25分)

 バスに乗車できて、予定通りに運行されれば、スクートのチェックインは何とか出来ることがわかりました。
(バスや道路の混雑状況によって左右されますので、遅れが予想される場合はタクシーでアクセスすることをおすすめします)


台湾桃園空港 出国審査 早朝にもかかわらず、営業しているお土産物屋もちらほらあります。

 5:35 出国審査を通過します。


台湾桃園空港 フロア案内 搭乗ゲートはB9ゲートで搭乗開始予定時刻は5:50です。

 案内板には12分と書かれてあり、つまり「ここから遠い」ということがわかります。


台湾桃園空港 B9搭乗ゲート 5:46 B9ゲートに到着しました。

 待合ロビーにはトランジットの乗客がちらほらと。

 スクートのこの便はシンガポールを出発し、ここ台北を経由地としている関係で、乗客は空港で1回降ろされてしまいます。夜も明ける前にちょっと辛いですね。


台湾桃園空港 B9搭乗ゲート 5:50 搭乗開始予定時刻になりましたが、まだ案内はありません。


スクート 6:10 スクートビズから搭乗開始

 6:15 その他も搭乗開始になりました。


スクート ストレッチシート 今回はストレッチシート(Web名:のび~るシート/S-t-r-e-t-c-h seats)です。

 追加料金2,000円は痛い出費ですが、足が思いっきり伸ばせて楽々です。非常口前なのでトイレにも立ち放題です。


台北桃園空港 早朝 6:50 定刻通りに出発。 6:56 タキシング開始、7:00 離陸。

 7:10 安定高度に到達し、シートベルト着用サインが消灯します。


スクート 機内食 7:20 お待ちかねの機内サービス開始です。

 しかし、予約した機内食が提供されるも、気流が乱れ始め、シートベルト着用サイン、そして機内サービスが中断します。バウンバウン跳ねる機内では飲み物を飲むのもままならず、しばらくコップをおさえてやり過ごしました。

 7:42 気流が落ち着いてきたので機内サービスが再開しましたので、おあずけ中だった機内食を頂きます。


スクート 機内食 ナシビリヤニ 今回は、ナシビリヤニのセットです。(S$17、事前予約でS$1割引) コーラとプリングルス(サワークリーム)が付きます。

 ナシビリヤニはマレーシア料理で、簡単に言えばチキンカレー。ジャスミンライスと非常にスパイシーなカレーの組み合わせです。ボリュームはもう少しあるとうれしいですね。


スクート 上空の景色 8:50 (日本時間9:50) 着陸態勢のため降下を開始します。


スクート 成田到着 9:17 (日本時間10:17) 無事に成田空港に着陸し、ボーディングブリッジまで移動します。10:24 停止。

 帰りは気流の影響でしょうか、到着予定の10:40よりも15分ほど早く到着しました。


スクート 客室乗務員さん 客室乗務員さんが笑顔でお見送りです。旅の疲れが癒えていきます。



スクートに乗った感想など
・台北発成田行きTZ202便の利用は、未明の空港アクセスがカギ。安いけどチェックイン時間まで余裕がないバス(國光客運)か、高いけど時間の自由が利くタクシーかは運と精神力次第です。
・未明の移動は体力的・精神的に負担が大きいので、ファミリー利用にはお勧めできません。ビジネス利用か単身か少人数レジャー向けです。

 
以上、スクート(SCOOT) TZ202便 台北(桃園)-成田線の搭乗レポートでした。