台湾の航空会社のトランスアジア航空(復興航空/GE)は21日、明日11月22日(火)の日本―台北路線の全便の運休を突如として発表しました。

　22日に運休する日本路線は、東京(成田)－台北(桃園)線の4便、大阪(関西)－台北(桃園)線の4便、旭川－台北(桃園)線の2便の合計10便。週を通じては、成田、関西、旭川、新千歳、函館、仙台から台北(桃園)を結ぶ6路線が就航しています。

　トランスアジア航空は、日本語版の公式Webページで「機材繰りのため」と説明しており、予約客に対しては航空券の全額返金が行われます。航空券を予約をしている方は、同社の日本支社で払い戻しの手続きを、旅行会社で予約をした方は、旅行会社へ問い合わせるように呼び掛けています。

　日本路線の欠航が22日を対象としていますが、23日以降は平常通り運航するのか、または運休、全面運航停止となるのかは明らかになっていません。

　公式サイトで航空券検索を行うと、22日だけでなく、23日以降の全便が「残席なし」の表示になります。

　台湾時間午前9時(日本時間午前10時)に臨時取締役会を開き、午後に記者会見を開くとの情報があり、同社の詳しい説明が待たれます。

　
■追記 (日本時間)
21:01 22日の全便欠航により乗客約5100人が影響を受ける。
20:50 台湾の証券取引所は、トランスアジア航空(証券コード 6702)の取引を一時停止。
20:35 台湾労働部長(日本の厚生労働大臣)「復興航空の営業停止が決定した」
20:20 内部情報によると、一部の路線がマンダリン航空（華信航空）へ引継がれる可能性があるとの情報。
20:01 公式サイト(繁体版)で声明を発表。明日開催される臨時取締役会のあとに説明を行うとのこと。
17:40 公式サイトで航空券検索をすると、22日以降の全便が「残席なし」の表示になります。
17:33 トランスアジアの公式サイト(英語版)がシステムメンテナンスを告知。

【公式サイト】トランスアジア航空



　トランスアジアの日本語サイトに掲出されている欠航のお知らせ

　
■トランスアジア航空が運航する日本路線および便名

東京(成田)－台北(桃園) GE605,GE606,GE607,GE608 1日2往復
大阪(関西)－台北(桃園) GE601,GE602,GE603,GE604 1日2往復
札幌(新千歳)－台北(桃園) GE670,GE671 週3往復(月木日)
旭川－台北(桃園) GE674,GE675 週2往復(火水)
函館－台北(桃園) GE672,GE673 週2往復(金土)
仙台－台北(桃園) GE609,GE610 週2往復(月木)
福岡－台北(桃園) GE611,GE612 ※12/1～