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春秋航空日本、パイロット10名を乗務停止処分。安全管理上の事由で、国土交通省から再発防止指示

2017年11月30日
春秋航空日本は、パイロット10名を安全管理上の事由で乗務停止処分にしたことがNHKの報道で明らかになりました。

【公式URL】春秋航空日本

 NHKの報道によると、春秋航空日本は11月までの半年間で安全上のトラブルを理由にパイロット10名が乗務停止処分に、現在も8名が乗務復帰に向けて再訓練を受けているとのこと。

 また、安全上のトラブルの事例として、5月に佐賀空港でフラップの準備ができていないのに離陸しようとした例、や、11月に成田-新千歳線で飛行計画書が誤っていることに気付かないまま離陸してしまった例が挙げれらています。

春秋航空日本はプレスリリースを発表


 春秋航空日本は、この報道を受けて11月30日にプレスリリースを発表しています。

 春秋航空日本によると事実関係を認めた上で、「弊社では日常運航において、安全に関わる事象が発生した場合は、全て乗務員から事象報告を受け、事象の発生原因と再発防止に向けた対応策を社内で広く共有化を図って、再発防止に努めております。当該乗務員には、一時的に乗務を停止して、再発防止に向けた付加訓練を行い、安全レベルの確認を行った後に、乗務復帰を行い、安全運航に努めて参ります。」と再発防止に向けた取り組みを実施中であると述べています。

 また、「この度は、多くのお客様と関係者の皆様にご心配をお掛けしましたこと、深くお詫び申し上げます。今後、社員が一丸となり、『安全は社会との約束であり最優先課題』との業務姿勢を再認識し、安全運航に努めて、お客様との信頼関係に努めて参ります。多くのお客様と関係者の方にご心配をおかけしたことに重ねて、心より深くお詫び申し上げます。」と述べています。

運航便への影響はないが、要確認


 これら乗務員の処分による運航への影響はないとのことですが、春秋航空日本の公式サイトでは、12月上旬にかけて一部の国内線・国際線で運休やスケジュール変更の発表がありますので、搭乗予定の方は念のため公式サイトを確認してください。

■11月30日現在発表されている運休・スケジュール変更の予定

【重要:運休のお知らせ】12月7日 IJ623便、IJ624便 運休について
【スケジュール変更のお知らせ】12月7日 IJ203便、IJ204便ご利用のお客様へ
【重要、運休のお知らせ】11月28日~12月6日まで IJ203便、IJ204便運休について
【重要:運休のお知らせ】12月4日~12月6日 IJ701便、IJ702便 運休について