バニラエアは14日、国内LCCとして初めてのベトナム・ホーチミン線を開設した。バニラエアの国際線就航地は台湾、香港に続いて3か国目で、就航先は国内外9都市になった。

　バニラエアは、東京(成田)－ホーチミン線を台北経由で開設、1日1往復を運航する。ホーチミン線は、バニラエアが1日4往復を運航する成田－台北線のうち1往復を、以遠権を活用して延伸した路線。

　ホーチミン線は、バニラエアの台湾桃園国際空港の第2拠点化の一環で、東京(成田)、大阪(関西)、同日14日には那覇－台北線を就航、そして今回のホーチミン線で4路線を開設した。

　運航スケジュールは、初便の9月14日の場合で、成田発ホーチミン行きは東京(成田)17:40発、台北20:35着、台北21:50発、ホーチミン翌0:30着。ホーチミン発成田行きは、ホーチミン1:35発、台北6:10着、台北7:15発、東京(成田)7:15着。スケジュールは曜日ごとに10～15分程度異なる。

　成田－ホーチミンに搭乗する場合、出発空港で経由地前後の両路線を含めたスルーチェックインを利用し、台北では機内持ち込み荷物を全て持った上で一旦降機し、セキュリティチェックを受けてから再度搭乗する。台北での出入国手続きや、預け入れ荷物の再手続きの必要はないが、台北の空港内は乗り継ぎエリア内の移動に制限される。

　成田－ホーチミン線の搭乗券を、成田－台北線、台北－ホーチミン線と別々に購入した場合はスルーチェックインを利用することができないため、台北で入出国手続きや荷物の再預け入れが必要となるので注意が必要です。

　就航に際して成田空港第３ターミナル搭乗ゲート前で行われたセレモニーで、バニラエアの石井知祥会長は、「9割近くが台湾で降りるお客様、1割が初便のホーチミンまで乗るお客様。これからは日本からの台北経由してのホーチミン、そしてホーチミンから台北経由して日本に来る、そういうお客様が増えてくる。バニラエアは国内線・国際線で新しい試みを行っていきたい」と述べ、今後のホーチミン線への期待を語った。

　成田発の初便は搭乗客172名(うち幼児1名)で搭乗率は96％。台北では158名が降機して、新たに157名が搭乗、成田からの14名と共にホーチミンに向かった。

　
■バニラエア 東京(成田)－ホーチミン線 運航スケジュール

JW105 東京(成田) 17:40－台北(桃園)20:35/21:50－ホーチミン00:30 水土
JW105 東京(成田) 17:50－台北(桃園)20:45/21:50－ホーチミン00:30 月木金
JW105 東京(成田) 17:55－台北(桃園)20:50/21:50－ホーチミン00:30 火日
JW102 ホーチミン 01:35－台北(桃園)06:10/07:15－東京(成田)11:30 月水土日
JW102 ホーチミン 01:35－台北(桃園)06:10/07:25－東京(成田)11:40 木金
JW102 ホーチミン 01:35－台北(桃園)06:10/07:30－東京(成田)11:45 火



　出発セレモニーにはクウタンもかけつけて記念撮影。


　台北行き、ホーチミン行き、両方の搭乗客を乗せて出発する。


　バニラエア恒例のハイタッチでお見送り。


　初便搭乗者に、初便搭乗証明書、ボールペン、付箋がプレゼントされた。