トランスアジア航空（復興航空/GE）は22日、臨時の取締役会を開き、会社を解散する決議を可決したことを同社の公式サイトで正式に発表しました。

　発表によると、「2回の航空機墜落事故（2014年7月の膨湖諸島での墜落事故、2015年2月の基隆河での墜落事故）の影響で客離れが深刻化。安全を最優先にして業務改善を進めてきたが、事故以前の水準にまで回復するには至らなかった。今年度第3四半期までに22億台湾元（約77億円）の累計損失に達し、今後の業績改善が見込めず、悲観的な見通しであること。また、支援企業を探す努力も実らず、会社解散を決断した」とのことです。

　同社は今後、利用者への航空券払い戻し、従業員への退職金の支払い、関連企業などへの債務返済など、事業清算を遂行するための緊急タスクフォースを設置、事態の対処にあたるとしています。

　このことから、23日以降も全面運航停止となることが確定し、同社便を利用する予定だった予約客約10万人に影響が及ぶ見込みです。


写真は、トランスアジア航空Webサイト(日本語版)に掲載された会社解散の告知

【公式サイト】トランスアジア航空(復興航空)

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